人工透析
人工透析について
治療の質を追求し、患者さまの未来を応援する。
透析を必要とする患者さまは年々増加しています。
医療技術の進歩で多くの方が透析を安全に受けられるようになってきましたが、生活の質(QOL)を落とさずに少しでも制限のない暮らしを送れることが重要です。相原病院透析室では、透析療法(=血液浄化)の原点に帰って、治療の質を追求しています。
血液透析は腎不全の治療に関して最も実績がある治療法ですが、腎臓の全ての機能を代替しているわけではありません。透析療法は通常の腎臓に比べて尿毒素の除去が著しく悪く、かつ時間は10分の1です。
しかし、透析条件の工夫(高血流、長時間、ダイアライザーの面積拡大)により、その効率を高め、さらに心・脳血管、骨代謝などの合併症の発症抑制につなげることができます。
「よく食べ、よく体を動かし、よく透析する」この三大原則を長く支援して行きたいと考えています。
無料送迎サービス
送迎車
乗用車 | 1台 |
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バン | 1台 |
軽自動車 | 1台 |
送迎エリア
神奈川県 | 相模原市 |
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東京都 | 町田市、八王子市 |
送迎エリアについてはお問い合わせください。
対象者 | 自立歩行・車の乗降が可能な方 |
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費用 | 無料 |
降車場所 | ご自宅の前 |
ルート | ご利用希望者のご自宅を把握してから、ルートを調査いたします。円滑に運行を行うため、お送りする順番はこちらで決めさせていただきます。 |
患者さまの通院のご負担を軽減するために、無料送迎サービスを行っています。
幅広いエリアを送迎いたしますので、お気軽のお申し付けください。
車椅子専用車両を導入いたしました。
詳細は地域連携室までお問い合わせください。
施設概要・設備・透析機器
医師・医療スタッフ | 医師3名、看護師17名、臨床工学技士8名 |
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透析時間 | [午前]8:30~、[午後]14:00~ |
ベッド数 | 34床 |
治療法 | HD(血液透析)、HDF(血液ろ過透析) |
設備 | 個人用テレビ(全ベッド完備) 食事・待合コーナー(テーブル・いす・テレビ)、更衣室(男女別個人用ロッカー完備) |
透析を受けられる方へ
診察・治療の内容
慢性腎不全に対する血液透析療法を行っております。
血液透析は、血液を体外へ引き出し、ダイアライザー※が血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、浄化されたきれいな血液を体内へ戻します。
体外に出される老廃物には、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、カリウム、リンなどがあります。
腎不全とは
臓の働きが正常の30%以下に低下した場合を腎不全と言い、10%未満になると血液透析の治療が必要になります。
※ダイアライザー
ダイアライザーは腎臓に近い働きをする人工腎臓といえます。
容器に入った約1万本の極細の繊維管の中に血液を流します。この管にはミクロの孔(ポア)が無数にあいていて(半透膜)周囲を取り囲む透析液との間で水分の移動、尿毒素(老廃物)や不足している物質(電解質)などの交換をして(拡散・浸透圧・限外ろ過)血液を正常の状態にします。
年齢、体重、除水量、血液検査データなどを参考にして、患者さまに最も適したダイアライザーを用います。
人工透析の働き
・余分な水分を取り除く(除水)
・電解質のバランスを保つ
・血液を酸性から弱アルカリ性にする
・体内の老廃物を取り除く