突撃!!イムス探険隊

小さな赤ちゃんが安心して成長できる
「新生児病棟」

総合病院の強みを活かしケアが必要な赤ちゃんに専門医療を提供

 2026年1月、イムス富士見総合病院周産期棟1階に「新生児病棟」が誕生しました。小さく生まれた赤ちゃんや、専門的なケアが必要な赤ちゃんが、安心して大きくなるための6床の病棟です。 
 日本周産期・新生児医学会認定の周産期専門医(新生児)である清宮綾子医師を中心に12名の看護師がチームを組み、産科をはじめ他科多職種とも連携しながら24時間体制で赤ちゃんを迎えています。
対象とする赤ちゃんの基準は1800g以上の新生児と、在胎週数35週以降の新生児。満期(37週以降)に生まれた赤ちゃんでも、黄疸の数値が高い・呼吸障害がみられる・循環器や消化器のトラブルが疑われるなど、病棟での治療が必要な場合は、積極的に受け入れています。
 一方、基準に満たない小さな赤ちゃんや症状の重い赤ちゃんは、INCU(新生児集中治療室)を備え、高度医療を提供する周産期母子医療センターや大学病院を速やかに紹介し、万全を図ります。
 新生児病棟の一番の特徴は、31の診療科を有する総合病院の強みを活かした、新生児医療の提供が可能なことです。特に小児科と小児外科には定評があり、小児科には一般外来のほか小児循環器外来、小児腎臓外来、小児神経・発達外来などの専門外来も整っています。
 小児外科は小児泌尿生殖器疾患などにも対応しています。各領域の専門医との連携のもと、適切な医療の提供に努めています。さらに必要に応じて、小児科を卒業する年齢まで継続的な支援が可能です。

柔らかな自然光が差し込む「新生児病棟」

出生直後の新生児専門医による蘇生

小児循環器専門医による心臓の超音波検査

赤ちゃんとママ、ご家族の心身に寄り添うあたたかい医療をめざす

 

 新生児病棟のある周産期棟は2024年3月、ママの心身に寄り添う安心・安全な産科医療を提供するために開設されました。
 新生児病棟は、その中で小さな赤ちゃんのケアに特化した専門病棟です。周産期棟で生まれた赤ちゃんだけでなく、近隣の医療機関からの転院も積極的に受け入れを行っています。医療スタッフは周産期棟のコンセプト通り、赤ちゃんとママのサポートに手厚く心を配ります。
 赤ちゃんは症状に応じ、専用の開放式保育器(コット)または閉鎖式保育器へ。24時間体制で、心電図・血圧・酸素濃度などを測定しながら体温の管理・酸素投与・経管栄養・薬の投与など必要な医療を提供しています。
 イムス富士見総合病院で出産をし、周産期棟に入院されているママの面会は、午前中の診察時間を除き、ママの状況に合わせて調整しています。院外からの面会は13時~17時半のうち30分。搾乳や授乳・抱っこ・沐浴など赤ちゃんの発育に合わせた丁寧な指導があり、不安を抱えがちなママのメンタルヘルスも含む支援も実施。退院後は定期健診や、予防注射、産後ケアなどの案内も行いながら、しっかりフォローしています。

 

赤ちゃんの体温が安定してくると沐浴が可能に。退院前にはママ・パパへの沐浴練習も行う

病棟内の調乳室で、栄養科が調合したミルクや、ママが搾乳した母乳をあたためる。吸啜力がついてきたら経管栄養を卒業し、哺乳瓶で授乳

開放式保育器と呼ばれるベッド。ヒーターが搭載されており、体温を管理したり酸素を投与する機能も備わっている

心電図や血圧を測定するコードが装着されている。おへその血管から、点滴で薬を投与することも

足の裏で酸素濃度を計測

心電図、血圧、酸素濃度などバイタルの数値を表示

保育器内の温度や湿度、酸素濃度など環境を表示

閉鎖式保育器。保育器内の温度や湿度、酸素濃度は赤ちゃんの体重や生まれた週数により調整する。保育器に入ったまま体重測定やレントゲン撮影が可能

加湿器用の水を入れる容器。感染症を防ぐため、衛生的な注射用精製水を使用

ヘルメット治療が受けられる頭のかたち外来

 

 赤ちゃんの頭のかたちや歪みについて診察を行っています。変形の程度によってはヘルメット治療」という選択肢も。赤ちゃんの頭のかたちに合わせて形やサイズを調整できる医療器具で、効果と安全性は確認済みです。気になる方はぜひご相談ください。開設した2024年は37名/日、2025年は46名/日の外来実績があります。

診療日: 毎週金曜日受付時間: 13時半~16時(診療開始14時) ※完全予約制

 

赤ちゃん一人ひとりの計測データをもとにカスタマイズされて届けられる「ベビーバンド」

Staff Voice

お子さんの健やかな成長を各診療科、多職種と連携して支援

小児科 医長
清宮 綾子
医師
小児科の中でも周産期を専門とし、大学病看護部師長院のNICU(新生児集中治療室で高度医療を経験してきました。生まれた直後の診療から、その後のお子さんの健やかな成長を支えていくことが、新生児専門医の役割だと思っています。小児科の各分野のスペシャリスト、小児外科医とも連携して、小児を卒業するまで、ご家族とともにお子さんの健康をしっかり守っていきます。健診や予防接種、赤ちゃんの「頭のかたち外来」につきましても、いつでもお気軽にお問い合わせください。

ご家族の想いに寄り添い、 一緒に成長を見守る環境作りを

看護部 師長
菅井 綾
看護師
当病棟は、院内外で出生した早産や低出生体重児など治療が必要な新生児に対して、24時間体制で医療・看護を提供しています。新生児の入院は予期せぬ入院であり、想像されていた産後とは違うため、様々な思いを抱えるご家族が多くいらっしゃいます。赤ちゃんの治療だけでなく、ご家族の気持ちにも寄り添った看護が提供できるように、ご家族の皆さまと一緒にお子さんの成長を見守る環境作りをスタッフ一同で取り組んでいます。

お子さんとご家族が安心して 退院できるようサポート

看護部 副主任
冨田 万美子
看護師
赤ちゃんは言葉がまだ話せなくても、小さな身体で感じていることを全身で教えてくれます。赤ちゃんが感じていることをご家族の皆さまと共有し、できることを一緒に考 え、大切なお子さんの成長に関わらせていただきます。無事退院できた時は嬉しく、新生児科の看護師としてのやりがいを感じます。赤ちゃんの病気により必要な治療が異なりますが、医師や看護師だけでなく多職種間で情報を共有して、お子さんとご家族が安心して退院できるまでサポートします。

イムス富士見総合病院