突撃!!イムス探険隊

総合病院の強みを活かした安心・安全なお産を

周産期棟開設 個室待合室・ 入院個室で感染対策・ プライバシーに配慮

開口部からの光が心地よいエントランスロビー。
左側の茶色のドアは個室待合室の入り口

個室待合室で、おなかの赤ちゃんの心拍をモニタリング

入院個室。
他にイエロー系とコーラルピンク系の内装もある

LDR室。分娩台と新生児用の診療ベッド(奥)

いよいよ分娩!

診察室で、小野産婦人科部長による定期健診

2024年3月、イムス富士見総合病院に「周産期棟」がオープンしました。総合病院の強みを生かし、安心・安全なお産と産後のケア、育児支援を提供します。
5階建てで個室待合室5室、LDR室2室、入院個室20床、新生児室3室(25床)。ナチュラルトーンのインテリアが妊産婦さまを優しく包みます。
診察の待合室はプライバシーと感染防止に配慮し、トイレ完備の個室。リクライニングチェアでのモニタリング、採血、検尿、診察後の会計まで済ませられます。
分娩室はLDR(Labor Delivery Recovery)を採用。陣痛~出産~出産後まで部屋を移動することなく、一つの部屋で過ごせます。分娩まではソファでくつろぎ、音楽を聴いたり、家族で語らったり。リラックスして臨めると好評です。希望すればパートナーの立ち合い出産OK。
分娩後、体調が安定したら入院個室に移動。赤ちゃんは新生児専門医の診察を受け、新生児室へ。母子同室のタイミングは、妊産婦さまのご要望に応じます。
ゆったりした入院個室はシャワー・トイレ完備。また、シェフが腕を振るう食事も自慢。一般病棟の入院食とはメニューが異なり、特に「お祝い膳」はリッチなフレンチで、希望すればパートナーの分も注文でき、出産の大役をねぎらう思い出のひとときとなるでしょう。

総合病院ならではの手厚い医療体制

周産期棟の手術室。LDR室のすぐ隣にあり帝王切開への移行はスムーズ

小児外科専門医(古屋部長、土方先生)による超音波検査

個室待合室

リハビリテーション科の理学療法士と産後の骨盤体操

新生児室。保育器管理、酸素投与も可能

小児循環器専門医(根岸部長)による心臓の超音波検査

周産期棟には産婦人科専門医、日本周産期新生児医学会の母体胎児専門医、同学会の新生児専門医が常駐しています。当直体制の充実で24時間緊急対応が可能な上、夜間健診も実施。
分娩前後から入院中、妊産婦さまと赤ちゃんは健康アセスメントと、適切なケアが受けられ安心。退院後も2週間健診、1ヵ月健診、予約すれば予防接種も可能で、切れ目のない医療サービスを提供しています。
また一般小児科診療はもちろんのこと、各分野の専門医、小児外科専門医を擁する総合病院で、産婦人科同様、小児科も24時間365日、緊急対応が可能。必要に応じ、適切なタイミングで周産期母子医療センターとの連携を行います。
当院の麻酔科は常勤医3名+非常勤医1名。術前~術後の麻酔・全身管理を担当しており、帝王切開や無痛分娩の麻酔は、麻酔科医が実施。産婦人科医との二人体制で高い安全性を確保しています。
また、リハビリテーション科の理学療法士・作業療法士によるマッサージが受けられるのもうれしい点。産後の回復を支援します。

産後ケアサービスで心と身体をいやす

退院後も定期健診や予防接種(要予約)など適切なケアが周産期棟で受けられる

人気のお祝い膳。
とある日のメインはステーキ。デザートのケーキも

麻酔科医(赤嶺部長)による術中麻酔

出生直後の新生児専門医による蘇生(清宮医長)

周産期棟で共に働く産婦人科医の大久保先生

管理栄養士が産後の栄養を考慮したランチをシェフが形に。
パンも焼きたて

国は産後支援体制確保の一環として、産後ケア事業に力を入れています。当院でも母子で来院し、助産師による授乳指導や乳房ケア、小児科医師による健康チェックと予防接種などを受けられる「産後ケアサービス」を開始しました。
日帰りと宿泊の2コースがあり、赤ちゃんが1歳になるまでが
対象。他の医療機関で出産した方もOK。周産期棟の4階が、このサービス専用フロアです。
特に大切にしているのは、子育ての疲れと不安が強い方のメンタルサポート。担当の助産師と看護師は、連携先の大学病院の周産期メンタルヘルスの専門医から研修を受けており、心ゆくまで相談ができます。
休息が必要な方には、赤ちゃんを新生児室に預かるサービスも。夜はぐっすり眠れます。理学療法士による産後骨盤ケアも申し込むことができ、心身をリフレッシュしていただけるでしょう。

Staff Voice

チーム医療で納得いただける安心・安全なお産

産婦人科 部長
小野 義久 
医師
当院には20を超える診療科があり、24時間365日救急医療も行う総合病院。特に産婦人科・小児科・小児外科・麻酔科は緊密に連携しています。さらに、経験豊富な看護師、助産師が揃っている上、薬剤師、管理栄養士、理学療法士など多職種のチームで、質の高い周産期医療の提供を実現させました。見学大歓迎です。

お子さんの健やかな成長を各診療科、多職種と連携して支援

小児科 医長
清宮 綾子
医師
小児科の中でも周産期を専門とし、大学病院のNICU(新生児集中治療室)で高度医療を経験してきました。生まれた直後の診療から、その後のお子さんの健やかな成長を支えていくことが、新生児専門医の役割だと思っています。小児科の各分野のスペシャリスト、小児外科医とも連携して、小児を卒業するまで、ご家族とともにお子さんの健康をしっかり守っていきます。「赤ちゃんの頭のかたち」外来も開設しましたので、お問い合わせください。

探険隊長から...

周産期棟には、妊産婦さまに妊娠中の過ごし方やマイナートラブルの予防、産前産後の保健指導を助産師がマンツーマンで行う「助産師外来」があります。詳しくはホームページをご覧ください。

イムス富士見総合病院