PT部門の特徴は、病棟担当制によるジョブローテーション教育制度にて幅広い疾患、病期の経験を積むことが
できるだけでなく、O T・S T職員はもちろん、医師や看護師、管理栄養士など多職種とコミュニケーションが
とりやすい環境が特徴です。
また、①インソール、②乳がん、③小児、④機能解剖、⑤呼吸器などの5つ専門班制度にて自身のキャリア
プランニングに基づいて、ジェネラリストやスペシャリスト、エキスパートと呼ばれる理学療法専門職としての
力が身につく教育制度があることです。
ABOUT SECTION
部署紹介リハビリテーション技師
Rehabilitation
当リハビリテーションセンターは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・マッサージ師・リハ助手の160名以上のスタッフにより、超急性期~回復期、生活期、在宅、介護予防と総合的なリハビリテーションを
行っています。各職種が専門性を出し、患者さまに寄り添ったリハビリテーションサービスを提供できる
よう励んでいます。
Rehabilitation
一日のスケジュール
-
8:30出勤、全体ミーティング、部門(PT・OT・ST)ミーティング、チームミーティング
-
9:00午前のリハビリ開始
-
12:00昼食 休憩(1時間)
-
13:00午後のリハビリ開始
-
15:00病棟カンファレンス
-
17:00事務処理(カルテ入力 など)
-
17:15~17:30清掃
業務内容
理学療法士
PT部門の理念
患者さま・医療従事者に選ばれる理学療法士
PT部門の特徴
多種多様な疾患・病期を経験できるだけでなく、総合病院という特徴を生かし、ジェネラリストやスペシャリストを目指し、日々研鑽に努めています。また、常に結果を求め、対象者のことを第一に考えられるセラピストを目指しています。
専門的な知識や技術を獲得するためには、勉強会では実技指導に加え、各チーム、専門班主催、各委員会(医療
安全、感染、RST、NST、褥瘡、排尿自立指導、糖尿病教室)主催、外部講師による勉強会(臨床経験35年以上の
現役PT、大学講師、有名セミナー講師)などリハセンター内および多職種との連携によるものも実施しており、
各セラピストが「目の前の対象者をいかに良くするか」を常に考え、セラピストとしてできる最大限の治療や
リハビリテーションの提供を目指し、臨床に取り組んでいます。
対象疾患
- 脳血管疾患
- 脳卒中・硬膜下血腫・脳腫瘍など
- 神経難病
- パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症など
- 整形外科
- 上下肢・手指・脊柱骨折、人工関節置換術、靱帯損傷など
- 内部機能障害
- 消化器、腎臓、膀胱直腸・糖代謝障害など
- 循環器疾患
- 心筋梗塞、狭心症、心不全、ペースメーカー術後など
- 呼吸器疾患
- 慢性閉塞性肺疾患、肺炎など
- 外科術後
- 癌など
- 小児
- 発達性協調運動障害など
PT独自の専門班
- 専門班
-
インソール班、乳がん(マンマ)班、小児班、機能解剖班、呼吸班があり、
知識・技術の研鑽を行う場とし、より質の高い医療を患者さまに提供
出来るように、日々研鑽に努めています。
(※小児班はOT・ST、乳がん班はOTと合同) - 専門外来
- インソール外来、顔面神経麻痺外来、めまい外来、乳がん外来、小児外来 通常の外来に加え、より専門的な外来リハビリを提供しています。
理学療法士が参加する主な院内外活動
- 院内
- RST(呼吸サポートチーム)、SU(脳卒中ユニット)、
NST(栄養サポートチーム)、 排尿自立指導委員会、緩和ケア委員会、
糖尿病セルフケア教室 - 院外
- 腰痛予防教室等の各種予防教室(近隣住民対象)、
身体測定(ロコモチェック)
年齢/男女比
理学療法士
※令和5年4月現在
部門責任者の声
入職から若手の時は理学療法士としての治療技術だけでなく、幅広い年齢層の患者さまとコミュニケーションをとるためのコミュニケーション能力を身に付けることができました。
役職に昇格させていただいた以降は後輩指導の機会も多くあり、プレゼンテーション能力や企画力、運営力など管理能力を主に養う機会を多く得ることができ、現在ではその経験を生かしてPT部門の責任者を拝命することができました。
理学療法士としての臨床面では、ローテーションを通じて多種多様な疾患や病期を経験させて頂き、多くの職種と関われたことで包括的に患者さまに対峙できる力が身に付きました。
臨床技術において、急性期では各疾患特性やリスク管理、多職種連携の重要性を学び、回復期では運動療法や
患者さまおよびご家族様の希望を叶えるための柔軟な発想、生活期では理学療法士としての技術力次第で患者
さまの身体機能が大きく変わること、外来リハビリでは週1回~2回の関わりで成果や結果を出すことの難しさや
面白さ、やりがいを学びました。
現在はこれまでの経験を生かし、国内で開催されているテニス全日本選手権や国際大会、社会人リーグ、全日本ジュニア選手権などの大会トレーナーを担当しました。
また、2020東京オリンピックでテニス競技の大会Physio(トレーナー)を担当させていただいたことを機に、令和
5年はテニス世界四大大会の1つである全仏オープンに代表トレーナーとしてフランスまで行ってきました。
コミュニケーションを密にとることと、患者さまのためになる行動を心がけています。
生まれや育った場所が異なるスタッフばかりですので、考え方や思考過程が異なります。
そのため、コミュニケーションを密に多くとるように心がけています。
作業療法士
OT部門の理念
クライエントの想いに応える
OT部門の特徴
作業療法部門では、入院当初から退院後の生活を想像し、患者さま、ご家族さまと共にその人らしい生活が送れる
よう支援しています。患者さま主体の作業療法が提供できるよう、面接を通して生活スタイルをお伺いし、その方が
大切にしている作業が再びできるよう支援します。
急性期では、多種多様な疾患に関わっており、患者さまの状態に合わせて作業療法を提供しています。
また回復期では、ADLやIADL訓練以外にも公共交通機関の利用訓練や家屋評価などを行い、
生活へ戻るための訓練を実施しています。
その他にも治療の一環として、集団を活用した訓練(歌の会や趣味の会)や早朝リハビリを行い、
こころとからだの健康を取り戻す活動を行っています。
対象疾患
- 脳血管障害
- 脳卒中・硬膜下血腫・脳腫瘍など
- 神経難病
- パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症など
- 整形外科疾患
- 上下肢・手指・脊柱骨折、人工関節置換術、靱帯損傷など
- 内部機能障害
- 心臓、腎臓、膀胱直腸、小腸など
- 呼吸器疾患
- 慢性閉塞性肺疾患、肺炎など
- 外科術後
- 癌など
OT独自の支援チーム
- シーティングチーム
-
患者さまの身体測定や座位の評価などを行い、身体や目的に合わせた
車椅子の調整を行うチームです。車椅子の調整をきっかけに食事が摂れる
ようになる方や車椅子での活動範囲が広がる方もいます。必要に応じて
福祉用具業者の方と協業して行います。 - 自動車運転支援チーム
- 主に脳卒中後の患者さまに対して自動車運転についての評価を行うチームです。当院独自の評価システムを導入し、それに基づいて評価を行い医師の判断の補助を行います。
※運転の可否の判断は運転免許センターが行います。 - 高次脳機能・ 就労支援チーム
- 高次脳機能障害に対する評価や治療に関して研鑽を行うチームです。
また脳卒中などにより仕事に戻ることに不安がある方に対して支援を
行います。復職に向けた訓練や必要に応じて職場の方を交えた話し合い
なども行います。 - 上肢機能チーム
- 促通反復療法や上肢リハビリ装置を使用した上肢機能訓練の研鑽を行う
チームです。主に脳卒中の患者さまへの治療手技であり、機能改善を目的
として治療提供できるよう習得を目指し活動しています。
作業療法士が参加する主な院内外活動
- 院内
- SU(脳卒中ユニット)、NST委員会(栄養サポートチーム)、
緩和ケア委員会、 認知症ケア委員会、排尿自立指導委員会 - 院外
- 地域住民向け勉強会
(テーマ:認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病など)
年齢/男女比
作業療法士
※令和5年4月現在
部門責任者の声
当院のリハビリテーションセンターは160名以上のPT・OT・STが在籍しており活気溢れる職場です。
お互いの専門性を尊重し、患者さまや利用者さまの希望する生活へ戻れるよう多職種とも協力をしながら
リハビリテーションを提供しています。
また職種を越えて、日頃からコミュニケーションを取ることが多いため、スタッフ間の関係性が良くとても
雰囲気の良い環境です。
私は入職後、幅広い疾患を経験し、急性期から生活期まで携わりました。
その中で認知症や患者さまの心理面に興味を持ち、学習を兼ねて資格取得に挑戦しました。その結果、
「認知症ケア専門士」や「公認心理師」の資格を取得することができました。
またOT部門責任者として携わるようになり、新しいことへチャレンジする気持ちや職場以外の方々と関わる機会も多くなりました。
今では神奈川県作業療法士会の理事兼事務局長に着任し院内外を問わず多くの作業療法士と関わり、たくさんの刺激を受けています。
仕事をする上で大切にしていることは「相手の話を最後まで聞く」ということです。
患者さまや利用者さまはもちろん、職場のスタッフに対しても意識しています。一人一人の意見や価値観を大切にし、それを理解した上で関わることで協調が生まれると考えています。
これからも患者さまへの支援はもちろん、作業療法士の後輩だけでなくリハセンターの全職員が明るく、働き
甲斐のある職場環境を作るためにスタッフと協力していきます。
言語聴覚士
言語聴覚士部門の理念
『笑顔を引き出す』『いつでもおいしい物を食べる』を意識した質の高い言語聴覚療法を行っていきます。
院内だけでなく院外からも必要とされるST部門を目指しています。
ST部門の特徴
当院は地域の中核的総合病院であり、急性期から回復期、維持期、生活期までリハビリの対象となっています。
脳血管疾患や変性疾患、誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、内科疾患と対象疾患が多岐にわたっています。また小児の
発達障害、言語障害に対する外来リハビリや難聴患者に対し補聴器のフィッティングを行い成人の言語訓練以外にも
力を入れています。幅広い領域を行っているため各チームに分かれ日々、専門性を磨いています。
対象疾患
- 脳血管疾患
- 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳梗塞後遺症など
- 神経難病
- パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、多発性硬化症、
ギランバレー症候群など - 呼吸器疾患
- 誤嚥性肺炎、呼吸不全、呼吸器外科術前術後など
- 内部疾患
- 心機能障害、腎機能障害、腸管機能障害など
- 外科疾患
- 外科的手術の嚥下障害など
- 聴覚疾患
- 難聴
- 小児
- 言語発達遅滞、機能性構音障害、吃音、学習障害など
対象領域
失語症 | 運動性構音障害 | 高次脳機能障害 |
---|---|---|
摂食嚥下障害 ※摂食嚥下:VF/VEでの評価を実施。 |
聴覚障害 (補聴器フィッテイング) |
小児領域 (小学生まで) |
ST独自のチーム
急性期の病棟と回復期の病棟に分かれ成人の脳血管疾患のリハビリを主としています。その他、様々な専門チームに分かれて対応しています。
- 小児チーム
- 小学生までの小児領域を対象とし外来リハビリを中心としたチーム
療育センターの対象から外れてしまう小学生の構音障害や吃音、
発達障害のお子さんたちも積極的に支援しています。 - 聴覚チーム
- 聴覚・補聴に関するオリエンテーションから聴力検査・補聴器
フィッティングまで、耳鼻科医や補聴器業者と連携して一連の聴覚支援を
行っているチームです。適切に補聴器を使用し、笑顔で
コミュニケーションをとれるようになることを目指しています。 - VE(内視鏡下嚥下機能 検査)チーム
- 耳鼻科医と連携し嚥下障害の評価を行うチームです。
Dr1名とST2名でラウンドし患者さまが少しでも美味しく食べられる
ことを目指しています。 - 失語症友の会チーム
- 当院の隣にあるケアプラザで行っている失語症友の会(言喜の会)に
定期的に参加しグループ訓練を行うチームです。
入院中の失語症者のサポートだけでなく地域に戻った失語症者の
社会参加が活発になることを目指し活動しています。
言語聴覚士が参加する主な院内活動
- 院内
- NST活動、病院食改善委員会、
院内勉強会開催(看護師・看護助手向けなど) - 院外
- 言喜の会(失語症友の会)、地域住民向け勉強会・地域施設向け勉強会
年齢/男女比
言語聴覚士
※令和5年4月現在
働く職員の声
当院のSTとしてのやりがい、魅力は脳血管疾患患者さまだけでなく、内科・循環器科・外科・整形外科などの
嚥下障害患者さまに対するリハビリが出来る点です。様々な疾患の理解を深めリスクに考慮し訓練することで、
食べられるようになり喜んでいただけるよう努めています。
また数少ない補聴器外来にも携わることができ、補聴器会社様と連携し補聴器調整から訓練まで実施でき多岐に渡る分野へ挑戦できます。
就職活動中の皆さんはじめまして。私が当院に就職を決めた理由は、超急性期から回復期の言語や嚥下、小児、
聴覚分野まで幅広く臨床を見られるからです。現在は、言語や嚥下をはじめ聴覚班でも切磋琢磨し臨床に励んで
います。また、PT,OT,STそれぞれが個性や専門性を生かして尽力しています。皆さんも一緒に患者さまを笑顔
にしましょう!
資格取得者数
※リハビリテーション部門全スタッフの取得者数です。
- 東京工科大学 医療保健学部 作業療法学科 臨床教授
- 1名
- 日本臨床栄養代謝学会NST専門療法士
- 2名
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 9名
- 日本心臓リハビリテーション指導士
- 1名
- 日本糖尿病療養指導士
- 1名
- パーキンソン病療養指導士
- 1名
- 登録理学療法士
- 3名
- 日本理学療法士協会 認定理学療法士 循環器
- 1名
- 日本理学療法士協会 臨床実習指導者
- 16名
- 日本作業療法士協会 臨床実習指導者
- 10名
- 日本作業療法士協会 臨床実習指導実践研修修了者
- 1名
- 生活行為向上マネジメント(MTDLP)実践者
- 2名
- 認知症ケア専門士
- 1名
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 1名
- 急性期ケア専門士
- 1名
- 終末期ケア専門士
- 1名
- 介護保険支援専門員
- 1名
- 公認心理師
- 1名
- 障害者スポーツ指導員 初級
- 4名
- 日本作業療法士協会 臨床実習指導認定施設
よくある質問
Qチーム配属はいつからですか?希望は通りますか?
APT・OT部門は、総合病院として全疾患に対応できるセラピストの育成をおおよそ5年計画で進めています。11病棟と外来リハの12チームがあり、育成に合わせてローテションを進めています。入職前に希望を聴取していますが、希望通りの配置にならない場合もあります。4月から配置となり新人教育体制のもと業務にあたることになります。ST部門は、急性期病棟と回復期リハ病棟の配置になります。
その他、勤続年数に応じて聴覚検査班や小児班の業務を兼務してもらうことになります。
Qチームローテーションはどのように行われますか?
APT・OT部門は、基本1年~1年半程度での育成ローテーションです。
ST部門は1年半程度でチーム変更しています。その後は人員状況により適宜変更しています。
Q家屋評価には行っていますか?また頻度を教えてください。
Aおおよそ月10件です。
家屋評価だけでなく、電車・バスを使用した外出訓練も行っています。
Q訪問リハは何年目から担当できますか?
APT・OT部門において、基準は特に決まってはいませんが、十分なリスク管理が行える能力は必要です。
最短で入職2年目から担当しているセラピストもいます。
ST部門は、現状訪問リハビリは行っておりません。
Qスタッフの雰囲気はどうですか?
A若いスタッフが多く、活気にあふれる職場です。またリハ室はワンフロアの為PT・OT・ST間の連携も充実しています。I M Sグループの中でも離職率が低いことが特徴です。
Q新人教育や教育体制はありますか?
A新人教育では、一日でも早く患者様へのリハビリテーションが実践できるよう「チーム医療」や「リスク管理」、「評価・治療」など様々な研修会を行っています。リハビリセンター共通研修として、「接遇研修」や「コミュニケーション研修」、「マネジメント研修」などを行い、『成果にこだわるリハビリテーションの実践ができるスタッフの育成』に努めています。
直接ご応募・お問い合わせ、大歓迎です!
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