私たちが撮影する胸部・胃部や乳房は、人それぞれ異なる状態や形状を持っており、その形状やお客さまの年齢、体調に応じた適切な撮影技術が求められます。その点において、健診施設では1日の撮影件数が多く、広い年齢層、既往歴も持った方などさまざまなお客さまの撮影を担当する機会に恵まれるため、多くの経験を積むことが可能です。病院などでは検査の件数が少ない場合が多いため、健診施設は限られたモダリティでも効率的に技術を習得し、質の高い画像を提供することができます。

健康状態を定期的にチェックし病気の兆候を早期に発見することで早期治療や生活習慣の改善につなげることができるのが予防医療です。全てのお客さまの健康を守りたいという思いを胸に日々業務に携わっています。その中で、異常にいち早く気づいて指摘ができ、精密検査に回すことができたとき、予防医療で働く放射線技師としてもやりがいを感じます。

IMSグループでは、グループ内の放射線部門による学会や研究会があり知識を広げる機会が多くあります。また予防部門独自で勉強会も開催しており、他の施設の放射線科と意見を交し合いながら予防部門全体での技術や接遇の向上に向けて取り組んでいます。

IMS Me-Life クリニックは撮影認定技師の資格取得にも力を入れています。各施設に検診マンモグラフィ撮影認定技師が所属しており、職員の撮影技術向上や撮影認定資格の取得を目指しています。胃がん健診専門技師も数名所属しています。健診施設は、経験を多く積むことができるため、認定技師や専門技師の資格取得などスキルアップしやすいです。また、自分のスキルアップは正当な評価システムで評価され、モチベーションやキャリアアップにつながります。