愛し愛されるIMS

安全・安心への取り組み

医療・介護の安全・安心ブランドの
確立を目指して

IMSグループ基本方針に「求められる医療と介護の実践 より早く、より安全に、断らない」「安心を与え何人も平等に医療と介護を受けられる施設」という方針を掲げています。この方針を実践すべく、グループ施設が共通して質が高い均質の安全・安心体制を構築するために、全施設・職種において共通で推進できる体制と、各施設・職種で管理する体制をマトリックスで推進しています。

IMSグループ医療・介護 安全・安心体制

IMS医療安全活動
IMSインシデントレポートシステム

グループ各施設の医療・介護において発生した事象が統一して統計的に管理・評価できるIMS独自のシステムです。年間6万件以上の事象を、24分類に分けて、期間・時間帯・施設・レベルを集計しています。システムに入力されたデータは、リアルタイムに集計結果が可視化され、主要な事象は時間や発生場所などに分かれてグラフ化されます。
 また、システム内には「オカレンスレポート」が導入されており、医療事故調査制度の対象となる事案の把握を含め、医療の質の評価と改善を目標としています。

RCA分析、医療安全情報の配信

IMSインシデントレポートシステムに収集された事象を元に、グループ内で発生したインシデント・アクシデント事象をIMS医療安全委員会内でRCA分析を行っています。分析結果は「事例集」としてIMSインシデントレポートシステムで発信し、対策案の共有により改善に結びつけています。また、 「本部医療安全より」として注意喚起の発信も行っています。

研修会

・リスク管理向上研修会
慶応義塾大学 理工学部 岡田有策教授を講師に招き、IMSグループ内病院 ・施設のrisk管理に関わる共通認識の醸成として、管理職を対象に、講義を通して、risk感性を学び、受講者が研修で得た学びを実際に現場で活かせることを見出することで、IMSグループ全体のリスク管理のレベル向上を目指しています。

・厚生労働省認可「医療安全管理者養成講習会」
厚生労働省「医療安全管理者の業務指針および養成のための研修プログラム作成指針」に準拠して、医療安全管理者として必要な知識・技術を習得し、医療安全を推進することを目的としています。グループ内外の講師により、医療安全の基本から実際の取り組み方法、感染管理、インシデント・アクシデントレポートの活用、事例分析等が講義されます。受講修了者は、各施設で「医療安全対策加算」の要綱に沿って組織全体の安全管理を担っていきます。

IMS医療安全委員会

グループ施設の医療安全に関わる
共通認識の醸成と、
グループ全体の医療安全レベルの
向上を目指す

IMSグループ内のアクシデント事象の低減を目指すため、IMSグループ内病院・施設の医療安全に関わる共通認識の醸成とIMSグループ全体の医療安全レベルの向上を目指しています。委員会は2つの会議で構成されており、コアメンバー会議はグループにおける「医療安全管理者」としての共通認識・事例分析を基に、グループとしての安全活動の発信を目的に活動しており、事例分析・指導内容・共通認識/コンピテンシーの統一を行っています。医療安全管理者会議は、「IMSインシデントレポートシステム」のデータを基に、傾向を見据えた情報発信を現場に浸透させることを目的に活動しています。医療安全におけるガイドラインの作成、必要なデータの抽出(報告システムの定着)を行っています。

感染症対策への取り組み

感染対策の基本的な考え方

感染管理システムとして一部紹介

  • IMS感染症対策委員会

    グループ内の感染症対策指針の整備と推進のための方策および検討、“感染対策ガイドライン”を使用した対策の定着に向けた検討および教育を行っています。
    ・メンバー:infection control doctor(ICD)
     感染管理認定看護師 微生物検査室検査技師
     感染制御認定薬剤師 事務
  • ガイドラインの作成と配布

    グループとしての感染管理の基盤です。各施設はこのガイドラインを基に、現場でいかに実施できるか調整します。
    各施設が守るべきレベルを把握できる材料としています。
  • 職員への研修会

    令和元年(2019)までは、年8回開催(札幌・仙台・関東6回)していました。
    コロナ禍では、なかなか集合研修は困難となり職員用ポータルサイトにて動画配信を開始しました。
    ICDからのTopix的な内容を配信しています。感染管理認定看護師からは、感染管理の基礎(事例までの13コンテンツ)を配信しています。グループワークはできませんが、いつでも自己研鑽が可能です。
  • 相談窓口の設置

    各施設に、2名の感染管理認定看護師を相談窓口として設定しています。看護部長経由で、相談対応可能です。電話でも!メールでも!
    年末年始やゴールデンウィーク等は当番制で相談対応をしています。早期対応で、感染拡大を防止しています。
  • 各施設から毎日感染症件数を集計

    毎日感染症件数をグループ内で共有しています。
    対象疾患:
      インフルエンザ・ノロウイルス・疥癬
      COVID-19・薬剤耐性菌・麻疹・風疹・水痘
      流行性耳下腺炎・流行性角結膜炎等々
    日々、感染管理認定看護師もモニタリングしており増加している施設に働きかけを実施しています。
  • ガイドラインの作成と配布

    施設内で何かしら感染対策で問題が発生した場合や解決策を考えるためにも、専門家の目で現場を確認し、方策を一緒に考えることができます。
    今回の新型コロナウイルス感染症の対策を行う上で、老人保健施設やクリニック等からどのような動きでどのような場所に、調整すべきか現場を一緒にラウンドし、何をどのように調整すべきか現場の方々と一緒に考えています。
  • 地域貢献

    コロナ禍では、Web等での研修会企画にはなりますが、感染症や感染管理についての地域の皆さま向けの研修会を開催しています。社会情勢が落ち着きましたら、地域の皆さまに向けた研修会等に、感染の専門知識を持った職員が皆さまの地域にお伺いいたします。
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