なぜ認定看護師を目指そうと思ったのですか?
入職1年目の頃、感染リンクナースをしていた先輩から「データ収集を手伝ってほしい」と言われました。感染リンクナースとは手指の消毒や物品の滅菌を通して院内の感染予防と衛生管理を指導するポジションです。指導といっても「このタイミングで消毒しましょう」と促しながら感染管理を強化していくイメージです。
先輩の作業を手伝ったことがきっかけで私も2年目から感染リンクナースになりました。看護師は特定分野の経験を積んで教育課程を修めれば、その専門性を評価された認定看護師になれます。感染リンクナースを5年務めて資格要件を満たした際、上長から勧められて感染管理認定看護師の資格取得に挑むことになりました。
認定資格を取るためにどんなことを学びましたか?
教育課程では6ヶ月以上学校に通い、改めて専門知識を学びます。9時~16時までは座学で、その後はグループワーク。テーマは「微生物」や「感染対策を働きかける方法」などさまざまで、話し合った結果をスライドにまとめて発表します。まるで受験生のような勉強漬けの毎日。自宅から学校まで片道2時間かかったので通学中もノートやタブレットを開いて勉強していました。
このように話すと「認定看護師になるのは大変なんだ…」と思われるかもしれません。確かに学ぶことは多いですが、学校には全国の病院から看護師が集まっていて、そこでの交流はかけがえのないものです。お互いの病院のことなど看護師だから分かり合え、話も盛り上がります。いま振り返っても楽しいことしか思い出せない、有意義な時間でした。
認定看護師として病院ではどのような役割を担っていますか?
認定看護師になってからはICT(感染対策チーム)の一員として感染管理業務に取り組んでいます。主な役割は感染管理の「実践・指導・相談」で、加えて院内を横断した感染管理システムの構築、感染防止マニュアルの作成、洗浄や滅菌による病院全体の物品管理などを担当しています。
認定看護師として最も対応が困難だったのはコロナ禍の時です。COVID-19のような感染症が発生し、世界中で大流行するなんて思ってもいませんでした。院内からも未知のウイルスに対する不安の声が聞こえましたが、不安を増大させる要因を紐解くと「罹患の可能性や罹患後の対応など、わからないことが多い」からでした。そこで、厚労省、自治体、IMSグループから情報を集め、正しく伝達し、院内に周知。ICTで協力して正確な情報を届けることで不安を和らげ、みんなでこの危機を乗り越えようというメッセージを発信しました。
ご覧になっている方へのメッセージをお願いします。
新卒、中途、再就職、ママさんなど、IMSグループ看護部は一人ひとりのライフスタイルに合わせた「働く」を応援しています。研修制度も充実しているので、成長したい方にもピッタリです。いまの私の目標は後輩を育てること。最近、二人目の感染管理認定看護師が誕生しました。「認定看護師になって良かった」と思ってもらえるよう、後輩の活動をサポートしながら成長を促していきたいです。